2017年12月30日

ボールペンの違い

ボールペン(ball-point pen)とは、名前の通り、ペン先にボールが入っており、そのボールが回ることでインクを紙に移しています。
 

 
インクの成分によって、大まかに分けることが出来ます。

<油性ボールペン>
 

 
いわゆる「ボールペン」です。油に染料で色を付けており、昔からお仕事用に使われています。
 

 
ある程度の筆圧が必要ですが、最近は低粘度のインクでなめらかな書き心地に進化した商品もあります。
 

 
日本では、0.7mmの字幅がよく使われていますが、0.38mm~1.6mmまで流通しており、低粘度のタイプでは0.5mmが最も人気があります。

<水性ボールペン>
 

 
「ローラーボール」とも呼ばれる、水のようなさらさらとしたインクで、万年筆に近い書き心地。
 

 
インクが染料の場合は水に濡れた時ににじんでしまう事もありますが、顔料の場合は耐水性があり、にじみにくい特性があります。
 

 
紙との相性で乾くのが遅くなったり、裏移りしたりしますが、濃くはっきりとした文字が書けるので、筆圧の弱い方や、長い文章を書かれる方にもおすすめです。
 

 
一般的に、0.5mmが使われますが、1.5mmの特殊な商品もあります。

<ゲル(ジェル)ボールペン>
 

 
水性ボールペンの様に、さらさらと書く事ができますが、インクがゲル状の為にじみにくく、油性や水性のボールペンでは表現できなかった色も続々と発売されています。
 

 
今では0.25mm~1.0mm、40色以上のカラーバリエーションがあるので、カラフルで細かい文字は、ノートや手帳に向いており、発色が良くメタリックカラーやパステルカラーは、色紙や写真、グリーティングカードにも使えます。

※2018年1月現在