2020年10月6日~10月11日
10:00~18:00(最終日/17:00)
ノーザンギャラリー
「ミケランジェロ、これは生命の息である。
人間精神は、ここに至って崇高に触れる。
あの思想の偉大な成熟」とロダンに言わしめ
「天才というものを信じない人、天才というものが、 なんであるか知らない人はミケランジェロをながめるがよい。いまだかって彼ほど天才の餌食になった者はいない」とロマン・ロランに書かせたその人。7年前、私はフィレンツェでそのミケランジェロに出会い、 彼の苦悩と死の讃歌を聴いた。
石はミケランジェロの生命であった。それは彼の友であり敵であり永遠の愛であった。
彼は75年間(89才で亡くなるまで)石を刻んだ。
彼は石とともに生まれ、石とともに死んだ。
その石の嘆きを描くことができたなら…と。/千葉彰子
(牧)